住所のしくみ
大きいほうから書き、最後に建物にたどり着きます
県から始まって号で終わる。範囲を狭めていく順序で並ぶため、途中で切っても意味のある単位になります。
| 要素 | 指しているもの |
|---|---|
| 都道府県とどうふけん | いちばん大きな区分。都・道・府・県の四種類があり、合わせて四十七です。 |
| 市区町村しくちょうそん | その下の自治体。政令指定都市では、さらに行政区が置かれます。 |
| 大字・字おおあざ・あざ | 町名が整理されていない地域で使われる区域の呼び方。番地と組み合わせて使います。 |
| 町名ちょうめい | 市区町村の中を分けた区域の名前。 |
| 丁目ちょうめ | 町名の中をさらに分けた区切り。数字で示されます。 |
| 番ばん | 道路などに囲まれた一区画に付けられる番号。 |
| 号ごう | 区画の中の建物に付けられる番号。 |
| 方書かたがき | 建物名と部屋番号。住所の最後に添えます。 |
郵便番号は住所の一部ではありません
七桁の番号は配達のための区分で、住所の構成要素とは別の体系です。前の三桁が大きな地域、後ろの四桁が細かい区域に対応しますが、町名や丁目と完全には一致しません。一つの町が二つの番号に分かれることも、複数の町が同じ番号を持つこともあります。
書き方の揺れ
「三丁目12番5号」と「3-12-5」は同じ場所を指します。正式には漢数字と「丁目・番・号」を使いますが、省略した形も広く使われます。
省略すると、どこまでが丁目でどこからが番かが分かりにくくなります。「1-2-3」の最初の数字が丁目なのか番なのかは、その地域の方式を知らないと判断できません。
電柱の表示板には、町名と番が書かれています。
縦書きと横書き
縦書きでは漢数字を使うのが基本です。「三丁目十二番五号」のように、すべて漢数字で書きます。横書きでは算用数字が使われ、「3丁目12番5号」のような混ぜた書き方も見られます。
封筒の宛名では、建物名と部屋番号を住所のあとに改行して書くことが多くあります。これを方書といい、同じ建物に複数の世帯がある場合に必要になります。
同じ町名が市内に複数あることがあります
合併で一つの市になった地域では、もとの町村にあった同じ地名がそのまま残ることがあります。市名まで書いても区別できず、旧の町村名を残した表記が使われる場合があります。